契約中のWiMAXは病院に持ち込んで入院中に使用できます。
もちろん、新規で申し込むWiMAXも使用可。
ただ、使えるかどうかは病院の立地条件や病室のタイプ、病院で許可されているかで左右されます。
ここではWiMAXを病院で使う際の注意点などを深堀りして解説していきます。
WiMAXやPocket WiFiの利用歴が10年以上の私におまかせください。
WiMAXは契約住所以外に移動できるから病院もOK!
WiMAXは申し込み時に入力した「現住所(契約住所)」以外でも使用が許可されています。
そのため、現在使用中、または新規契約するWiMAXは自由に病院に移動させて使うことが可能。
入院のためにわざわざ住所変更をする必要はありません。
WiMAX以外は移動不可の場合が多い
WiMAX以外のホームルーターは、持ち運んでそのまま病院等で使うことはできません。
- ドコモhome5G
- ソフトバンクエアー
- 楽天ターボ
これらは使用住所の変更届をしないと移動場所で使用できません……。
WiMAXにはモバイルルーターとホームルーターの2つの端末がありますが、どちらも日本国内のどの場所でも利用可能です。
懸念点は「病院の立地や対応」
WiMAXが全国どこでも持ち運び可能なのは100%確実ですが、病院で使えるかは「立地条件や対応」次第です。
病院によっては
- 物理的に使用できない
- 使用を禁止されている
なんて最悪なケースも……。
どういうことなのか、くわしく下段の項目で解説します。
WiMAXを病院で使う場合、入院前に確認したい4つの点
WiMAXを病院で使う場合には、入院前に以下の4つの点を確認しておきたいところです。
- WiMAXのサービスエリア内か?
- 病院内でWi-Fi機器の使用が許可されているか?
- 病室でコンセントが利用できるか?
- 個室か大部屋か?
WiMAXのサービスエリア内か?
そもそも入院予定の病院がWiMAXのサービスエリア外だったらアウトです。
WiMAXは人口カバー率が99%以上なので、まず平気だと思いますが念の為に「サービスエリアマップ」で確認しておきましょう。
無色のエリアはWiMAXの電波が届かない(or弱い)エリア。
色が付いているエリアは電波の強弱はあるものの、まず使えるはずです。
病院内でWi-Fi機器の使用が許可されているか?
昔は院内での携帯電話の使用禁止されていました。
医用機器への悪影響が懸念されるためですね。
しかし、最近ではスマホ・ノートパソコン等の持ち込みも許可されるケースがほとんど。
とはいえ、病院内の「どこで」使えるかは、ケースバイケースです。
ロビー(ラウンジ)で使えても、病室では使えない場合もあります。
また、WiMAXのようなWi-Fiの電波を飛ばす機器の持ち込みが許可されているのか?、その点も病院に問い合わせてみましょう。
フリーWi-Fiが完備されている病院もある
無料で使える「フリーWi-Fi」が開放されている病院もあります。
その場合はそもそもWiMAXを用意する必要はありません。
ただ、使える場所が限られることもあるため、利用条件をよく確認したいですね。
病室でコンセントが利用できるか?
WiMAXの利用にはモバイルルーターにしろ、ホームルーターにしろ電源が必要です。
病室にはコンセントが付いていますが、自由に充電に使っていいのかも確認すべき点でしょう。
病院によっては使用した電気代を請求される場合もあるため、モバイルバッテリーの用意が必要になるかもしれません。
個室か大部屋か?
病室が「個室」の場合は、窓際にWiMAXの端末を置いて、電波環境の良い状態で使用できます。
しかし、大部屋の場合は窓際以外では電波の入りが悪くなります……。
病院はそもそも鉄筋コンクリートで作られているため、WiMAXの電波が入りづらい建物。
大部屋で通路側のベッドになる場合は、大きなアンテナがついているホームルーターが向いているでしょう。
また、モバイルルーターをお使いならクレードルがあると若干電波の入りが良くなります。
病院でWiMAXを使う人が知っておきたいこと
WiMAXを病院で使う際に、こんな点を押さえておけば快適な入院生活が送れます。
- データ容量が無制限=動画が見放題
- 延長コードとワイヤレスイヤホンは必須
- 長時間の動画視聴にはノートパソコンかタブレット
データ容量が無制限=動画が見放題
WiMAXは以前は「3日間で10GB」の制限がありましたが、現在のWiMAX+5Gでは撤廃されました。
そのおかげで動画は何本でも見放題!
YouTubeやTVerの無料動画だけでも時間つぶしになりますが、映画やドラマ、スポーツが観たいならVOD(動画配信サービス)の加入がお勧めです。
これら動画サイトもWiMAXなら快適に視聴できますよ。
Pocket WiFiのほとんどがデータ制限あり
一般的なPocket WiFiのほとんどが「月間◯◯GB」までというデータ制限があります。
外出時に使う分にはそれでも間に合いますが、入院して動画をたくさん観る場合には心許ありません。
動画サイト | 1時間当たりのデータ消費量 |
---|---|
YouTube | 約1.1GB (720P) |
Amazonプライムビデオ | 1.8GB (高画質) |
Netflix | 最大3GB (HD画質) |
U-NEXT | 約2GB (1080P) |
Hulu | 最大1.8GB |
たとえばYouTubeを毎日5時間も視聴すると、1日あたり5.5GBのデータ使用量。
1ヶ月入院した場合、150GBを超えます。
Pocket WiFiのデータ容量では、まず足りないことが一目瞭然ですね。
延長コードとワイヤレスイヤホンは必須
病室のコンセントの位置は使いづらい位置に設置されていることもあるため、延長コードは必須です。
また、スマホやタブレットなどのデバイスを同時に充電するための充電タップもあると便利です。
高速充電に対応したタップが最適!
大部屋に入院される方は周囲に「音漏れ」の心配があるため、Bluetooth対応のワイヤレスイヤホンが必要になります。
長時間の動画視聴にはノートパソコンかタブレット
入院中は暇なので時間つぶしに、1日に映画を2~3本も観ることも珍しくないでしょう。
そんな場合にスマホの小さな画面では迫力に欠けますし、なにより目が疲れます……。
ノートパソコンかタブレットを用意し、快適な視聴環境を整えることをお勧めします。
入院での使用に適したWiMAXの選び方
病院への入院を予定されていて、これからWiMAXの契約をする方に「選び方の基準」を解説します。
モバイルルーターかホームルーターか?
WiMAXには携帯型のモバイルルーターとホームルーターの2種類があります。
モバイルルーターとホームルーターのメリット・デメリットがこちら。
タイプ | メリット | ・デメリット |
---|---|---|
モバイルルーター | ・場所を取らない ・軽い |
・充電の必要がある ・アンテナが小さい |
ホームルーター | ・充電の必要がない ・アンテナが大きい |
・場所を取る ・重たい |
モバイルルーターは軽くて持ち運びが楽です。
一度充電すれば約8時間使えるため、寝ている間に充電すれば日中の使用には十分なはず。
もしバッテリーが切れた場合には、充電しながら使うことも可能です。
入院時にはコンパクトなモバイルルーターが向いているでしょう。
レンタルか長期契約か?
入院中にしか使わないなら、レンタル式のWiMAXが向いています。
一般的なWiMAXも最低契約期間や解約違約金は発生しませんが、端末の購入が不可欠です。
そのため、長期で利用しないと端末がムダになることに……。
WiMAXのなかで珍しいレンタル制の「FreeMax+5G」なら
- 端末代金→0円
- 契約期間→縛りなし
- 解約金→0円
このように使いたい期間だけ利用でき、料金のムダ払いが一切ありません。
WiMAXを病院に入院中に使う!のまとめ
- WiMAXは契約住所以外でも使えるから病院での使用もOK
- WiMAXが使えるかどうかは病院の立地やルール次第
- データ使用量が無制限のWiMAXなら動画が見放題
- 入院中の使用ならモバイルルーターをレンタルするのがベスト
昔は入院中の娯楽といえばテレビくらいでした。
病室のテレビを観るには「テレビカード」の購入が必要ですが、WiMAXがあればTVerでテレビ番組も観られます。
初期費用や月額料金が高いと感じるかもしれませんが、トータルでいえば節約になるはずです。