ドコモhome5Gは病院に入院した際に、持ち込んでそのまま使うことはできません。
住所変更手続きをするか、他社のSIMカードと入れ替えれば使うことができます。
ただ、病院ごとに決まりがあるため、使用禁止の場合も……。
ここではドコモhome5Gを病院で使いたい人の疑問にすべてお答えしていきましょう。
ホームルーターの利用歴が長い私におまかせください。
ドコモhome5Gは病院でそのまま使えない!
ドコモhome5Gは「契約時に登録した住所以外」で使うことが禁止されています。
(Q) 【home 5G】契約時に登録した設置場所住所以外でも利用できますか?
(A) 利用は禁止されています。設置場所住所以外でご利用になる場合は、国内におけるhome 5G専用ルーターの設置場所住所の情報を変更いただく必要があります。
この規約がある以上、病院に持ち込んでそのままドコモhome5Gを使うことはできません。
内蔵のGPSで使用場所を把握
ドコモhome5Gのホームルーター(HR02)にはGPSが内蔵されています。
そのため、ホームルーターを移動させて使うと、ドコモはすぐさま察知!
ホームルーターを移動させましたね、規約に違反していますよ
という注意喚起のメールが届く仕組みになっています。
使い続けると使用停止から解約される恐れ
ちょっと移動させたからといって、すぐさまネット接続が停止されることはありません。
しかし、登録住所以外で何度も使用が繰り返されると使用停止から、一方的に解約措置をとられる恐れがあります。
設置場所住所(home 5G)以外での利用を複数回繰り返す等の禁止行為を当社が確認した場合、当社が回線解約を行うことがあります。
ドコモhome5Gのホームルーターは気軽に持ち運んで、コロコロ場所を変えて使えないことは理解しておいてください。
ドコモhome5Gを病院の入院中に使う2つの方法
しかし、ご安心ください。
以下の2つの方法なら、入院中に病院に持ち込んでドコモhome5Gでネット接続ができますよ。
- 設置場所の住所を一時的に変更する
- 楽天モバイルのSIMを差して使う
設置場所の住所を一時的に変更する
ドコモにホームルーターの設置場所の変更届をすれば、病院内でも利用可能です。
- 自宅からホームルーターを病院の病室に移動させる
- スマホ等からMy docomo(Web)にアクセスし住所変更の手続きをする
- 手続きが済んだらホームルーターの電源を入れる
住所変更まえにホームルーターの電源を入れると、無断で移動させたとして注意のメールが届いてしまいます。
必ずスマホやタブレットなどで先に住所変更の手続きを済ませ、それから電源を入れるようにしましょう。
住所変更は1ヶ月に1回までのルール
ドコモhome5Gのホームルーターの住所変更は「1ヶ月に1回まで」というルールがあります。
1ヶ月以上の長期入院ならかまいませんが、短期入院の場合は問題発生。
- 入院→病院に住所変更→病院内で利用開始
- 2週間後に退院→自宅の住所に変更不可→ネット使用不可
再び自宅の住所に変更できるまで、2週間待たないといけなくなくなります。
その間はもちろんネット接続が不可……。
1ヶ月以下の短期入院の場合は、他の方法でネット利用するのが得策です。
楽天モバイルのSIMを差して使う
ドコモhome5Gのホームルーター(HR02)は、楽天モバイルのSIMを差して使うことも可能です。
病院に入院中は楽天モバイルのSIMを差してネット接続すれば、住所変更の必要がないわけですね。
月額3,278円(税込み)でデータ無制限
※動画ではHR01を使っていますが、HR02でも同様に使用可能です。
楽天モバイルのSIMは、他社よりも圧倒的に安い「最強プラン」があり、条件面で文句のつけようがありません。
楽天最強プラン(データタイプ) | |
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月額料金 |
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初期費用 | 0円 |
解約金 | 0円 |
ドコモhome5Gのホームルーターに差して使う際は「データタイプ」で契約します。
「データタイプ」はデータ通信専用のプランで、本人確認書類の提出は不要でカンタンに契約できますよ。
3,278円(税込み)でデータ無制限なので、入院中に動画たくさん観ても大丈夫!
病院内のWi-Fi使用や対応について
ここまでは「物理的にドコモhome5Gが使えるか」という話でした。
ただ、病院によっては医療機器への悪影響を考慮して、Wi-Fi機器の持ち込みが禁止されている場合もあります。
入院前に問い合わせをして使用可能か訊いておくと安心です。
無料Wi-Fiサービスが利用できる場合もある
最近の病院は時代のニーズに合わせて無料Wi-Fiを開放しています。
とはいえ、場所や時間が限定されるケースがほとんど。
- 場所限定(病棟・ロビー・ラウンジ・個室)
- 時間限定(朝7時~夜9時までなど)
調べてみたら、私の家のそばの市民病院では、大部屋では無料Wi-Fiが使えません……。
病室で24時間自由に使いたいなら自前で用意したい
- 病室のベッドの上でネットを使いたい
- 夜眠れないときに自由にネットを使いたい
- 動画配信サービスで映画やドラマをゆっくり見たい
そんな場合はドコモhome5Gなどのホームルーター(またはモバイルルーター)が必要でしょう。
ドコモhome5G以外で入院中にWi-Fiを使う方法
入院中にスマホやパソコンをWi-Fiにつなげるなら、ドコモhome5Gのホームルーター以外にも選択肢があります。
病院で使う用途に向いたWi-Fi機器の条件がこちら。
- ホームルーターよりモバイルルーター
- データ容量が無制限
- 端末がレンタル制
ホームルーターよりモバイルルーター
入院中にWi-Fiを使うならホームルーターより「モバイルルーター」が最適です。
モバイルルーターは持ち運びが自由であり、ドコモhome5Gのように住所変更の手続が不要です。
手のひらサイズなので入院のときにも手荷物が増えず、軽くて移動が楽ですよ。
データ容量が無制限
ただ、一般的なモバイルルーター(Pocket WiFi)は容量制限があります。
暇つぶしにYouTubeや、アマプラで映画やアニメをたくさん観たい!
という人にはデータ無制限のWiMAXをおすすめします。
現在のWiMAXは「3日で10GB」の制限がなくなり、使い放題です。
端末がレンタル制
入院中だけの短期利用なら端末はレンタル制がベスト。
WiMAXの端末は27,720円(税込み)が通常価格であり、短期利用なのに購入するのはムダ。
WiMAXプロバイダのなかで「FreeMax+5G」は数少ないレンタル制。
端末代は0円で、しかも15日間のお試し利用も可能です。
ドコモhome5Gを病院の入院時に使う!のまとめ
- 登録住所以外の病院で使うのは規約違反
- 入院時に使うなら住所変更手続きが必要
- 楽天モバイルのSIMを差して使う方法もある
- WiMAXのモバイルルーターを短期利用する手もある
ドコモhome5Gはヒョイヒョイと場所を移動して使えないのはネック。
病院で使うなら住所変更が必要であり、それも1ヶ月に1回までのルールがあります。
これから入院予定でドコモhome5Gをまた契約されていない方は、WiMAXのモバイルルーターがいいでしょう。
すでに契約中の方は楽天モバイルのSIMに入れ替えて、入院中だけ使うのがベストですね。