GMOとくとくBB WiMAXには速度制限はありません。
以前はありましたが、現在は撤廃されています。
ただし「プラスエリアモードで30GBを越えた場合」と「一定期間内に大量のデータ通信を利用した場合」には速度制限がかかる恐れがあります。
ここではGMOとくとくBB WiMAXの速度制限について、深堀りして解説します。
WiMAX利用歴が10年以上の私におまかせください。
GMOとくとくBB WiMAXの速度制限
GMOとくとくBB WiMAXには速度制限がありません。
正確にいうと、GMOとくとくBBの「WiMAX+5のギガ放題」プランには速度制限がありません。
GMOとくとくBB WiMAXの公式サイトに、このように明言されています。
Q. 通信制限はありますか?
A. WiMAXはデータ容量無制限なので、通信制限はありません。
速度制限は2022年2月1日に撤廃
GMOとくとくBB WiMAXでは2022年1月までは速度制限がありました。
しかし、2022年2月1日に速度制限が撤廃され、通常の使い方をするユーザーにとってはスピードが低下することはなくなりました。
期間 | 制限の条件 |
---|---|
2022年1月まで | 直近3日間の通信量が15GB以上の場合 |
2022年2月以降 | 特殊な使い方をした場合のみ |
「15GB」という制限はシビアで、動画サイト(YouTubeやNetflix等)で高画質の動画を見たり、ゲームソフト(PS4やPS5等)をダウンロードすると簡単にオーバーします。
私もたまに3日間で15GBをオーバーして、通信制限にひっかかっていましたね。制限がかかるとYahoo!のトップページさえ開くのに数秒かかるほど激遅に……。
この制限があるために「WiMAXは家で固定回線代わりに使える」とは気軽に言えませんでしたが、撤廃後は胸を張って言えるようになりました。
速度制限がかかる2つのケース
現在は以下の2つの「特殊な使い方」をする場合に限って、速度制限がかかります。
- プラスエリアモードで1ヶ月間に30GBを越えた場合
- 一定期間内に大量のデータ通信を利用した場合
それぞれどういう「使い方」なのか、くわしくご紹介します。
プラスエリアモードで1ヶ月間に30GBを越えた場合
制限の条件 | 1ヶ月間でプラスエリアモードの通信量が30GBを越えた場合 |
---|---|
制限の内容 | 通信速度が送受信最大128kbps |
制限期間 | 当月中 |
そもそも「プラスエリアモード」とは、通常より広いエリアでWiMAXの電波をキャッチできるモードのこと。
具体的にいうと、WiMAX回線以外に「au 4G LTE/au 5G回線」を自動で切り替えて高速で安定した通信環境を提供する特別なモード。
WiMAXの電波が届きづらい場所で使うモードであり、利用するとオプション料金として月額1,100円(税込み)が請求されます。
使用用途としては、電波が届かない場所に行った際に「一時的に使う」ためのモードなんですね。
このプラスエリアモードを使って「1ヶ月間で30GB以上」の通信量を越えた場合、速度制限が課されます。
なお、プラスエリアモードで通信制限(速度制限)がかかっても、スタンダードモードは無関係であり、スピードが落ちたりはしません。
一定期間内に大量のデータ通信を利用した場合
制限の条件 | スタンダードモードで一定期間内に大量のデータ通信を利用した場合 |
---|---|
制限の内容 | 混雑する時間帯の通信速度の制限 |
制限期間 | 不明(公式サイトには記載なし) |
通常は速度制限(通信制限)がないスタンダードモードですが、常軌を逸した大量のデータ通信を行う場合は別です。
速度制限(通信制限)を行う理由を、GMOとくとくBB WiMAXでは以下のように説明しています。
より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
つまり、他人の快適な通信環境を妨害する行為は「迷惑行為」と見なされ、通信速度が制限される罰則があるわけです。
何GBを使うと通信速度の制限がかかる?
気になるのは「何GB使うと通信速度の制限がかかるのか?」という点。
GMOとくとくBB WiMAXの公式サイトでは、具体的に何GBとは指定していません。
なので実際に使ってみて試すしかありませんが、こんなポストがXで見つかりました。
お客様より「WiMAXって本当に通信制限(速度低下)なくなったの?」という相談があったので、実機で検証してみました🏠
【結論】速度制限はされなかった
です。
昨日まで3日連続で毎日100GB以上使いましたが、その間も今日も一切制限された様子はありませんでした。… pic.twitter.com/Musd3CYd8j
— 川上城三郎@ネット回線アドバイザー(Cadenza代表) (@joekawakami) November 30, 2023
他にもネット上では、こんな声も見かけました。
- 3日で100GBを使っても平気だった
- 1ヶ月間で1000GBを使っても平気だった
私が実際に使ってみた感じとしても、一般的な使い方なら速度制限には引っかからない感じですね。
動画サイトを長時間見たり、数十GBの大容量のゲームのダウンロードを行っていますが、速度制限の撤廃以前ではアウトだったことも今ではまったく問題がなくなっています。
データ端末の種類による速度制限の違いはない
GMOとくとくBB WiMAXでは、以下の2つの端末から使用用途に合わせて選ぶことができます。
名称 | Speed Wi-Fi 5G X12 |
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端末画像 | |
タイプ | モバイルルーター(ポケットWi-Fi) |
使用用途 | 家でも外でも使える万能型 |
名称 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
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端末画像 | |
タイプ | ホームルーター |
使用用途 | 家でコンセントにつないで使う (固定回線の代わりに) |
上記2種類のどちらのデータ端末を選んでも、速度制限に関するルールは一緒です。
モバイルルーターだからデータ通信量が少ないとか、ホームルーターだから使い放題になるといった違いは一切ありません。
他のWiMAXプロバイダでも速度制限のルールは一緒
WiMAXサービスの大元はUQ WiMAXであり、サービス内容はすべてUQ WiMAXが決めています。
そのため、GMOとくとくBB WiMAXを含めて20社以上のWiMAXプロバイダのすべてで速度制限のルールはまったく一緒です。
どこが規制がゆるいとか、厳しいといった違いはありません。
ただ、キャッシュバックの有無や月額料金は違うため、当サイトでは料金面で優れているGMOとくとくBB WiMAXを一押しにしています。
※リンク
GMOとくとくBB WiMAXの速度制限まとめ
- スタンダードモードには速度制限がない(常識外の通信量の消費を除く)
- プラスエリアモードで1ヶ月30GBを超えると速度制限がかかる
ネットサーフィンをしたり、事務仕事をしたり。
ときにはAmazonプライムビデオやHuluを見たり、ゲームのダウンロードをしたりする。
そんな「普通」の使い方をする程度なら、GMOとくとくBB WiMAXで速度制限にかかる心配は100%ありません。
GMOとくとくBB WiMAXの利用歴が長い私なら断言できますよ。