UQ WiMAXのホームルーターは持ち運びができます。
公式のルールで契約住所以外(引越し先など)でも自由に使うことが許されています。
しかし、一部では使えない場所も……。
そこでこの記事ではUQ WiMAXのホームルーターを持ち運んで使う場合の注意点なども含めて解説していきましょう。
WiMAXのホームルーター利用歴が長い私におまかせください。
UQ WiMAXのホームルーターは持ち運び可能で契約住所以外でも使用可
UQ WiMAXのホームルーターは持ち運んで使うことができます。
申し込み時に入力した自宅の住所(契約住所)以外でも、「コンセント」がある「屋内」ならどこでもネット利用が可能です。
もちろん、WiMAXの電波が届く場所という成約はありますが。
自宅(契約住所以外)では使えないホームルーター3種
自宅(契約住所以外)で使えないホームルーターがこちらの3種類です。
メーカー名(プロバイダ名) | サービス名(端末名) |
---|---|
NTTドコモ | ドコモhomo5G |
ソフトバンク | ソフトバンクエアー |
楽天モバイル | 楽天ターボ |
これら3種類のホームルーターは契約住所以外では規約上、利用が禁止されています。
ルールを無視して使うと、場合によっては利用停止や回線解約の厳しい措置が取られる場合も……。
いろんな場所に持ち運んで使いたい方は、UQ WiMAX一択ですね。
こんな場所で!UQ WiMAXのホームルーターを持ち運んで使う6つのシーン
持ち運び自由なUQ WiMAXのホームルーターは、こんなシーンで使うことができますよ。
- 旅行先や出張先の旅館やホテル
- 引っ越し先
- 単身赴任先
- シェアオフィス/コワーキングスペース
- 車内
- キャンプ場(テント内かオートキャンプでの車内)
旅行先や出張先の旅館やホテル
国内旅行で宿泊した旅館で、UQ WiMAXのホームルーターをつなげば自宅と同じネット環境に。
また、出張先のビジネスホテルでネット環境を作り、仕事の作業をしたり動画配信サービスを楽しむことができます。
旅館やビジネスホテルにはWi-Fiが整備されていますが、パスワードの入力が面倒だったり、回線速度が極端に遅かったりします。
そんなときにUQ WiMAXのホームルーターの携帯は有効でしょう。
引っ越し先
引っ越しをしたあとはネット回線を新たに契約し、開通工事が必要になります。
しかし、UQ WiMAXのホームルーターなら新居に持っていき、コンセントに繋ぐだけ!
面倒な住所変更や開通工事は一切不要です。
単身赴任先
家族を自宅に残し自分だけが離れた地域に単身赴任するケースは、会社員の方なら珍しくありません。
単身赴任する際も引っ越しと同様に、仮住まいの部屋にUQ WiMAXのホームルーターをセットするだけ。
単身赴任期間が終われば、また自宅に持ち帰ってそのまま使い続けることができます。
シェアオフィス/コワーキングスペース
シェアオフィスやコワーキングスペースで仕事をする際、Wi-Fi環境は整っています。
しかし、セキュリティの面で不安な人も多いハズ。
そんなときUQ WiMAXのホームルーターを持ち込めば、使い慣れたネット環境で通信ができるため安心です。
車内
自動車の電源を家庭用コンセント用の電流に変換する機器(カーインバーター)さえあれば、車内でUQ WiMAXのホームルーターが使えます。
仕事の営業車がさながら移動するオフィスに!
キャンプ場(テント内かオートキャンプでの車内)
アウトドアや非常時に使う「ポータブル電源」さえあれば、キャンプ場のテントのなかでもUQ WiMAXのホームルーターが使えます。
また、ポータブル電源を車内に持ち込めばオートキャンプ中にもネット環境で整います。
UQ WiMAXのホームルーターが持ち運びに適している理由
UQ WiMAXのホームルーターが持ち運びに適している理由がこの3つ。
- 重さが軽くてコンパクトサイズ
- モバイルルーターよりも速度を含め全般の性能が優れている
- 工事不要ですぐにネットに繋がる(設定が不要)
重さが軽くてコンパクトサイズ
UQ WiMAXのホームルーターは「重い・でかい」と思われがちですが、実際はそうでもありません。
端末名 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
---|---|
端末画像 | |
重さ | 約635g |
サイズ | ・幅10cm ・高さ20cm ・奥行き10cm |
500mlのペットボトルが約500gなので、約635gという重量はそれより少し重いくらい。
サイズ的には、ぶ厚めの英語辞書くらい。
大きめのカバンなら入りますし、リュックなら余裕で入るので、持ち運びが苦になる重さやサイズではありません。
モバイルルーターよりも速度を含め全般の性能が優れている
持ち運びをするならモバイルルーターが優れているとされます。
もちろん、コンセントがない場所ではモバイルルーターが最適なのは言うまでもありません。
しかし、性能的には圧倒的にホームルーターの方が優れています。
端末のタイプ | ホームルーター (Speed Wi-Fi HOME 5G L13) |
モバイルルーター (Speed Wi-Fi 5G X12) |
---|---|---|
最大通信速度 | ・下り:4.2Gbps ・上り:286Gbps |
・下り:3.9Gbps ・上り:183Gbps |
最大接続数 | 32 | 16 |
また、「通信の安定性」においても本体が大きい(=アンテナが大きい)ホームルーターが優れています。
UQ WiMAXの実行速度や評判など、くわしくはこちらの記事をご覧ください。
工事不要ですぐにネットに繋がる(設定が不要)
UQ WiMAXのホームルーターはコンセントに繋ぐと1分弱でネットに繋がります。
それは移動先に持ち運んでも一緒。
ホームルーターを介してネットに繋ぐ端末(ノートパソコン・タブレット・スマホ等)が同じなら、改めて設定をしなおす必要もありません。
光回線のような工事はおろか、設定さえ不要なのも持ち運びに適する理由のひとつ。
UQ WiMAXのホームルーターが使えない(使ってはいけない)場所
UQ WiMAXのホームルーターはどんな場所にも持ち運べて使えると言いたいですが、いくつか例外もあります。
UQ WiMAXのホームルーターが使えない(使ってはいけない)場所がこちら。
- 屋外
- 海外
- 電波が届かないエリア(山奥など)
屋外
5GHz帯のWi-Fiは電波法で屋外利用が禁止されています。
私が利用するL11というホームルーターにも以下のような注意書きがあります。
ホームルーターは基本的に「屋内専用」となっています。
海外
UQ WiMAXのホームルーターは海外では非対応となるため、使うことができません。
海外旅行に行く際や海外に移住する際に持参しても使えません。
電波が届かないエリア(山間部など)
これは言わずもがなですが、WiMAXの電波が届かないエリアではホームルーターは使えません。
現在のWiMAXのエリア情報を見ると、各市町村の人家がある場所はほぼカバーしています。
しかし、家がまばらか、ほとんどない山間部には電波が届いていません。
人里離れた場所に別荘があったり、秘境の温泉地などでは使えない可能性が高いでしょう。
UQ WiMAXのホームルーターは持ち運びできる?のまとめ
- UQ WiMAXのホームルーターは持ち運びできる
- 契約住所以外でも使える(引越し先でもそのまま使用OK)
- 屋外や海外に持っていっても使えない
国内でWiMAXの電波が届くエリアなら持ち運んで使えます。
ただし、屋外での使用が禁止されている点には注意が必要ですね。