ドコモhome5Gは月額料金・端末料金・初期費用とも高いです。
他社のホームルーターと比較してみると、正直「高いな……」という印象でした。
しかし、多少高くても契約するメリットがあり、安く契約する方法もあります。
この記事ではドコモhome5Gの「価格」にフォーカスして深堀りしていきましょう。
ホームルーターの利用歴が長い私におまかせください。
ドコモhome5Gは高いのか比較検証
ドコモhome5Gは高いのか?、他社のホームルーターと以下の3つの点で比較してみます。
他社のホームルーターと「月額料金」を比較
回線 | 月額料金(税込み) |
---|---|
ドコモhome5G | 4,950円 |
ソフトバンクエアー | ・1~24ヶ月目:2,970円 ・25ヶ月目以降:5,368円 |
楽天ターボ | ・1~6ヶ月目:0円 ・7ヶ月目以降:4,840円 |
WiMAX (とくとくBB) |
・初月:1,375円 ・1ヶ月目以降:4,807円 |
他社と比べると「やや高い」のがドコモhome5G。
もし3年間利用したら、トータルでいくらになるのか計算した結果がこちらです。
回線 | 3年間の合計月額料金(税込み) |
---|---|
ドコモhome5G | 178,200円 |
ソフトバンクエアー | 135,696円 |
楽天ターボ | 145,200円 |
WiMAX (とくとくBB) |
169,620円 |
やはりドコモhome5Gが際立って高いのが目に付きます。
正直、ここまで差があるとは想像できませんでした。
他社のホームルーターと「端末料金」を比較
回線 | 端末料金(税込み) |
---|---|
ドコモhome5G | 71,280円 |
ソフトバンクエアー | 71,280円 |
楽天ターボ | 41,580円 |
WiMAX (とくとくBB) |
27,720円 |
ドコモhome5Gはソフトバンクエアーと同額でトップ。
それ以外のネットサービスと比べると約2~3倍の高さになります。
ドコモhome5Gの端末は他社と違って日本メーカー(シャープ製)のため、その分、高いのかもしれません。
他社のホームルーターと「初期費用(契約事務手数料)」を比較
回線 | 初期費用(税込み) |
---|---|
ドコモhome5G | 3,850円 |
ソフトバンクエアー | 3,300円 |
楽天ターボ | 3,300円 |
WiMAX (とくとくBB) |
3,300円 |
他社が一律で3,300円(税込み)なのに比べて、ドコモhome5Gはやや高めの契約事務手数料がかかります。
契約時にのみ支払う一回限りの負担とはいえ、約500円ほど多い出費となります。
光回線と月額料金を比較
回線 | 月額料金(税込み) |
---|---|
ドコモhome5G | 4,950円 |
光回線(戸建て) | 5~6,000円 |
光回線(マンション) | 4,500円前後 |
ドコモhome5Gは「一戸建て」にお住まいの方が光回線を利用するよりも安くなります。
しかし、マンションにお住まいの方が光回線を利用するよりも割高です。
ただ、光回線は工事費(3万円前後)がかかるため、トータルの利用料金ではドコモhome5Gのほうが割安ですよ。
ドコモhome5Gは高いけどメリットが3つもある!
ドコモhome5Gの利用料金は他社と比べて高いことが判明しました。
しかし、その「割高デメリット」を打ち消す、3つのメリットがあります。
- 平均ダウンロード速度が速い!
- 端末料金が実質0円になる!
- ドコモのスマホ料金が毎月値引きされる!
だからこそ、一定の利用者がいて、現在でも増え続けているんですね。
平均ダウンロード速度が速い!
各ネット接続サービスの平均ダウンロード速度がこちら。
回線 | 平均ダウンロード速度 |
---|---|
ドコモhome5G | 174.12Mbps |
ソフトバンクエアー | 107.82Mbps |
楽天ターボ | 92.34Mbps |
WiMAX (L11) |
147.71Mbps |
※データ引用元:みんなのネット回線速度
※記事執筆時の直近3ヶ月間のデータ
ドコモhome5Gは他社よりも平均ダウンロード速度が速く、快適なネット利用が期待できます。
ちなみにドコモ光の平均ダウンロード速度は274.25Mbps。
さすがに光回線には敵いませんが、通常のネット利用では差を感じることはほとんどないでしょう。
174Mbpsも出れば大容量のゲームのダウンロードなども短時間で完了するはず。
端末料金が実質0円になる!
端末料金 | 71,280円 |
---|---|
端末の支払い方法 | 36回払い
(1,980円×36回) |
月々サポート | 月々1,980円の割引 |
差し引き | 0円
(端末が実質0円) |
※すべて税込み
ドコモhome5Gには「月々サポート」という割引制度があります。
端末料金は毎月1,980円の36回払いですが、月々サポートが毎月その分を負担してくれます。
そのため、36ヶ月間利用すれば端末代は実質的に0円で済むことになります。
端末が71,280円と聞くとギョッとしますが、利用を継続すればタダになるんですね。
ドコモのスマホ料金が毎月値引きされる!
ドコモhome5Gには、ドコモのスマホ料金が割引になる「セット割」があります。
この割引制度はドコモhome5Gの契約者本人だけではなく
- 同一住所に住んでいる家族
- 離れて住んでいる家族
の両方の「家族全員」に適用されます。
もし家族5人でドコモのスマホユーザーなら、毎月スマホの利用料金から最大で5,500円が割引に。
そうなるとドコモhome5Gの月額料金4,950円(税込み)が差し引き0円になります。
ドコモユーザーがホームルーターを選ぶなら、ドコモhome5G一択でしょう。
ドコモhome5Gの高さを抑える賢い利用方法3選
ドコモhome5Gはこんな使い方をすれば、高い料金を安く抑えることができます。
- 36ヶ月間(3年)は継続利用する
- 解約後に端末を売却する
- 入会特典の額が多いプロバイダを選んで契約する
36ヶ月間(3年)は継続利用する
ドコモhome5Gの端末が実質0円になるのは、最低36ヶ月間利用した場合のみです。
ドコモhome5Gを36ヶ月未満で解約した場合、支払いが済んでいない端末料金の「残額」を解約時に一括請求されます。
利用期間 | 残額(税込み) |
---|---|
36ヶ月間(3年) | 0円 |
24ヶ月間(2年) | 23,760円 |
12ヶ月間(1年) | 47,520円 |
全額の支払いが済んでいなくても解約は可能ですが、なるべくなら長く利用したほうが得ですね。
解約後に端末を売却する
ドコモhome5Gのホームルーター(端末)は、メルカリ等のネットオークション/フリマアプリで売却できます。
記事執筆時点(2024年7月)にメルカリで調べたところ、15,000~20,000円程度で販売されていました。
36ヶ月未満で解約した場合でも端末を売却すれば、残額分くらいは取り戻せる可能性があります。
ちなみに私はWiMAXのホームルーターを2台売却した経験があります。
入会特典の額が多いプロバイダを選んで契約する
ドコモhome5Gの申し込み経路は多数あります。
- ドコモショップ(街中のお店)
- ドコモオンラインショップ(ネット上)
- ドコモhome5Gの正規代理店(ネット上)
これのどこから申し込んでも
- 月額料金
- 端末の機種や本体料金
はまったく一緒です。
唯一の違いは「特典の額」だけ。
特典の額で選ぶならドコモhome5Gの正規代理店「GMOとくとくBB」が、一歩リード。
申し込み経路 | 特典 |
---|---|
ドコモショップ | dポイント(10,000pt) |
ドコモオンラインショップ | dポイント(15,000pt) |
GMOとくとくBB | Amazonギフトカード(2万円分) |
2万円分のAmazonギフトカードが全員にもらえるため、3年間の合計月額料金が実質的に158,200円になります。
高いというデメリットは「GMOとくとくBB ドコモhome5G」を選ぶことでカバーできます。
ドコモhome5Gは高い?のまとめ
- ドコモhome5Gは月額料金・端末料金・初期費用の全てが高い
- 高さを相殺するメリット(高速・端末実質0円・ドコモのスマホ代が割引)がある
- とくとくBBで契約すれば更に特典分だけ安く利用できる
他社のホームルーターと比べて高いのは事実。
ただ、デメリットを相殺するだけのメリットがあります。
特に回線の整備状況では日本一とも言えるドコモなので、回線の速度や安定性、エリアの広さでは他社より優れているのは間違いありません。