BIGLOBE WiMAXのクレードルは、モバイルルーターを有線接続するための機器です。
ただ、クレードルがなくても有線接続できるため、必要とする人は限られます。
ここではそんなBIGLOBE WiMAXのクレードルについて深堀りして解説します。
WiMAX利用歴が5年以上にもなるベテランの私におまかせください。
BIGLOBE WiMAXのクレードルとは?意味と概要
BIGLOBE WiMAXのクレードルとは、モバイルルーターを有線接続するための機器のこと。
パソコンやゲーム機などをインターネットに有線でつなげたい人が、モバイルルーターとは別に用意するオプション商品なんです。
モバイルルーター単体では無線(Wi-Fi)でしかネット接続できませんが、クレードルがあるとLANケーブルを経由して有線でのネット接続が可能になります。
上記の写真のようにモバイルルーターを載せて使う「台座」のような形をしています。ちなみにクレードルとは英語で「ゆりかご」を意味します。
モバイルルーターをクレードルで有線接続するには?
モバイルルーターをクレードルを使って有線接続する手順がこちら。
- クレードルにモバイルルーターを載せる
- クレードルに電源コードを繋げてコンセントに挿す
- クレードルのLANポートにLANケーブルを挿す
- LANケーブルの一方をネット接続したい機器のLANポートに挿す
クレードルとLANハブをつなげば、複数の機器をLANケーブルを介してつなぐこともできますよ。
クレードル無しでも有線接続できる?
モバイルルーター単体でも有線接続はできます。
正確にいうと「USB」での有線接続が可能です。
モバイルルーターには必ず充電用のUSB端子が付いていますが、ここにUSBケーブルを挿して、一方をパソコン等のUSB端子に繋げればインターネット回線が通じるんですね。
私も一時期、USBで有線接続していましたが、意外と知られていない事実です。
ただし、LANケーブルでの接続はできないため、有線接続できる機器は限られる欠点があります。
クレードルに挿した状態で充電できる?コンセントに挿しっぱなしにできる?
モバイルルーターをクレードルに挿すと充電ができます。
もちろん、クレードルに挿して充電状態でもネット接続は可能。
しかし、スマホやタブレットと同じく「充電している状態」で使うと、バッテリーの寿命を縮めることになります。
つまり、クレードルに挿して固定回線として長く使うのは、バッテリーに負担をかけ続けることになるんですね。
私も一時期、モバイルルーター+クレードルで固定回線代わりにしていましたが、外から見てもわかるほどバッテリーがパンパンに膨らんでしまいました。
クレードルはどこで売っている?
クレードルはBIGLOBE WiMAXの公式サイトでモバイルルーター込みで契約する際に、「オプション品」として必要な人だけが購入します。
BIGLOBE WiMAXを含め、すべてのWiMAXプロバイダでクレードルは「別売り」が基本(無料で付いてくるプロバイダはありません)。
ショッピングモール等に出店している「UQスポット」や、Amazonや楽天市場などのネット通販でも購入できます。
ですから、契約時に不要と判断したにも関わらず、あとで必要性を感じた場合にも追加購入することが可能です。
クレードルの価格は?
「Speed Wi-Fi 5G X12」というモバイルルーターの専用クレードルは、BIGLOBE WiMAXの公式サイトでは5720円(税込み)です。
他の通販サイトではもう少し安く売られている場合もありますが、送料を含めるとBIGLOBE WiMAXの公式サイトで購入する値段とほぼ変わりはありません。
なお、クレードルは機種ごとに形が違う「専用タイプ」であり、互換性はありません。
そのため、別のモバイルルーターのクレードルを流用して購入費用を節約することは不可能です。
ちなみにBIGLOBE WiMAXの公式サイトでオプションとして購入する場合は、モバイルルーターも含めて送料無料です。
BIGLOBE WiMAXのクレードルの効果(電波が良くなり速度がアップ?)
気になるBIGLOBE WiMAXのクレードルの効果はどうなのでしょうか?
電波が良くなって回線速度は上がるのか、公式の見解と個人的な見解をご紹介します。
BIGLOBE WiMAXの公式の見解
クレードルを装着することにより全方位の電波をキャッチできるので電波の弱い場所で通信がより安定します。
BIGLOBE WiMAXでは、クレードルの効果をこのように説明しています。
つまり、モバイルルーターで無線接続するとたまに切断することがあっても、クレードルがあれば電波が強く受信できるため、その心配が軽減されるわけですね。
速度については、とくに何も触れられていません。
私の個人的な見解
私は自宅でモバイルルーターをクレードルに挿し、2年ほど有線接続して使っていた経験があります。
接続が頻繁に切れるような不便さはなく、意識しなければADSLや光回線のような固定回線を使っていると錯覚する使用感でした。
回線速度については、モバイルルーターによる無線接続でも、クレードルによる有線接続でもほとんど差が感じられなかったのが正直な感想です。
あなたには必要?BIGLOBE WiMAXのクレードルがいる人・いらない人の違い
あなたにはBIGLOBE WiMAXのクレードルが必要なのか
- クレードルがいる人
- クレードルがいらない人
を「利用目的別」にご紹介します。
クレードルがいる人
BIGLOBE WiMAXのクレードルがいる人は、こんな条件に当てはまる人です。
- 家に固定回線を引いていない人
- 家と外のネット接続を一本化して節約したい人
- 家での回線品質を安定させたい人
- 有線接続しかできない機器をネットに繋げたい人
家に固定回線を引いていない人
家に固定回線を引いていなくて、家でも長時間インターネットを使いたい人はクレードルもセットで契約するのがベスト。
USBケーブルを挿せば接続できますが、毎回だと面倒です。
クレードルがあれば、さっと上から差し込むだけなので手間がかかりません。
家と外のネット接続を一本化して節約したい人
家では光回線やケーブルテレビインターネットなどの「固定回線」を契約。
そして、外では「モバイルWi-Fi」を契約。
こうなると毎月の通信費はスマホを含めると高額になりますよね。
でも、BIGLOBE WiMAXのモバイルルーター+クレードルを使えば、家と外のネット接続を一本化できます。
クレードルの購入費は一度だけの負担なので、そのあとのランニングコストは安く抑えられますよ。
家での回線品質を安定させたい人
家でモバイルルーターを使ってネット接続する場合、家の立地条件(建物の影になる等)によって回線がぶつぶつと途切れる可能性があります。
- Zoomを使った仕事のミーティングや会議
- 大学や英会話などの授業
- オンラインゲーム
など安定した回線品質が求められる場合には、通信環境が安定しやすいクレードルがあると安心です。
有線接続しかできない機器をネットに繋げたい人
無線LAN(Wi-Fi)に対応しておらず、有線LANでしかネット接続できない機器もまだまだたくさんあります。
たとえば、こんな機器が有線接続しかできません。
- デスクトップパソコン
- 液晶テレビ
- nasne
家に固定回線がなくて、そのような機器をネット接続したい場合はクレードルが必要になります。
私はnasneを長年愛用しているため、是が非でもクレードルが必要だったんですね。
クレードルがいらない人
逆にBIGLOBE WiMAXのクレードルがいらない人は、こんな条件に当てはまる人です。
- 外出先でのネット利用がメイン
- 家でのネット利用がメイン(ホームルーターが最適)
外出先でのネット利用がメイン
モバイルルーターを買う主目的が「外出先でノートパソコンやスマホをネット接続したい」場合ならクレードルは不要です。
家でほんの短時間だけ有線接続したいなら、USBケーブルで接続すれば事は足りるでしょう。
家でのネット利用がメイン(ホームルーターが最適)
モバイルルーターを買う主目的が「家で固定回線としてネット接続したい」場合は、そもそも選択を間違っています。
×:モバイルルーター+クレードル
◯:ホームルーター
クレードルを買う/買わない?ではなく、モバイルルーターをやめて「ホームルーター」を選ぶのが正解です。
「ホームルーター」とは、WiMAXを固定回線として使うための専用機器で、家に置いてコンセントに挿して使うタイプです。
モバイルルーターより大型であり、充電はできないため携帯して外で使う用途には向きません。
もちろん、BIGLOBE WiMAXではホームルーターも契約時に選択できるようになっていますよ。
BIGLOBE WiMAXのクレードルの理想的な使い方
家と外の「半々くらい」でWiMAXを使いたい人なら、モバイルルーター+クレードルの組み合わせが最適です。
- 在宅時はクレードルに差して充電&ネット接続
- 外出時はモバイルルーターを抜いて持ち出す
こんな使い方をすれば、バッテリーの傷みも抑えられますし、通信費の節約になります。
BIGLOBE WiMAXのクレードルのまとめ
- クレードルとはWiMAXを有線接続するための機器
- クレードル無しでもUSBで有線接続はできる
- クレードルを使うと回線が途切れず安定性が増す
- しかし回線速度のスピードアップは期待薄
- 家に固定回線を引いてない人は必要
- 外出先での利用がメインなら不要
BIGLOBE WiMAXでは、クレードルもセットで口座振替で申し込む場合、モバイルルーターとクレードルの料金は一括で支払う必要があります。
クレジットカード払いの場合は分割になりますが、口座振替を選ぶ予定の方は以下の記事をご覧になってください。